死別の悲しみに向き合うということ

エンディングノートセミナーの講師や、最近はご自身の葬儀を準備される方のご相談が続いたこともあり、遺される方へのケアをより一層大切に感じています。

こんにちは。アフターサポートを担当しております小野寺です。

 

この度、私は京都グリーフケア協会が主催している「グリーフケアスクール」に参加させていただきました。

 

「グリーフケア」をご存知ですか? 「グリーフ」は、一言でいうと大切な人を亡くしてしまった時、ご遺族が抱える深い悲しみのことです。
それに寄り添い、回復をお手伝いすることを「グリーフケア」といいます。

協会の建物は、鴨川沿いにある昔ながらの町家です。

 

私は葬儀後のお客様のお手続きなどをお手伝いする中で、折に触れグリーフケアの大切さを感じてきました。

現在は、ご葬儀前の事前相談も担当しております。大切な方の看取りを前に、悲しみやご不安を抱えるお客様とどのように接するべきなのか。
経験則はあっても、いまひとつ体系化されていないことに気づき、今回の参加となりました。

 

1日目はご遺族の立場に立っての講義でした。教えてくださった坂下先生は、ご自身のお嬢様をご病気で亡くされたそうです。

「実際のご遺族の気持ち」「本当は周囲にどんなふうにしてほしいと思っていたか」…。
その時のつらい体験を生の声としてお聴きすることで、ご遺族との向き合い方を学ばせていただきました。

 

 

特に印象に残ったこと。それは、ご遺族には言葉通りではない気持ちを内面に抱えていらっしゃるということ。
しかし一緒に考えてほしいという欲求があること。
そして周囲には何かしようしようとするだけでなく、「してほしくないことはやらない」という配慮が必要だということでした。

 

7人の少人数制で学びました。奥が私たちの「教室」です。

2日目は臨床心理学について学ばせていただきました。講師の藍野大学・足利先生は特に自死(自殺)について研究をされております。
「グリーフとはどのようなものか」。
なかなか定義するのが難しい中で、とてもわかりやすく教えていただき、私たち葬儀社が普段していることの検証もしていただきました。

心理学の世界では「同情」」と「共感」には若干の差があるとしているそうです。

 

「同情」は距離感ゼロ。そして「共感」には客観的な判断を生む余地を設けると定義しているそうです。
近しい家族ではない私たち葬儀社には、もちろん共感が大切です。
しかしそれは「少しの」という部分が重要で、アドバイスしすぎることは、かえって逆効果になってしまうと学ばせていただきました。

一緒に学んだ仲間たちとの集合写真

今回は初級ということで基礎的な部分の学びでしたが、「ご遺族の内面の状態を知る」「感情的な反応への対応力」がいかに大事かを知ることができました。
微力ながら、少しでもご家族のお力になれるよう、今後も学びを深めていきたいと思います。

葬儀従事者コース初級の修了証をいただきました。

 


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