ご葬儀後のお手続きや法要などのご相談にお応えしています、アフターサポート担当の吉川健一と申します。
年の瀬を迎え、喪中のご家族様から、「神棚のしめ縄を替えていいのか」「初詣に行っていいのか」という質問をいただきました。
忌中は神棚に“穢れ”を封じるための白紙を貼ります。忌中とは、仏教でいう四十九日、神道でいう五十日祭を迎えるまでの期間です。この期間を過ぎることを忌明けと言い、白紙を外します。
忌明けするのが年内であれば、年越し前にしめ縄を替えても問題ありません。
年を越してからであれば、松の内(門松などお正月の松飾りを飾っておく期間)が明ける1月8日以降に、忌明けしてから替えましょう。
初詣についても、年内に忌明けしていればお参りしても問題ありませんが、年を越してからであれば控えたほうがいいでしょう。門松や鏡もち、お節料理の用意も同様です。
そうはいっても、「受験を控えている子供がいる」「商売をしているので正月飾りは外せない」というご家族様もいらっしゃるでしょう。
合格祈願などは1月8日以降、忌明けしてからお参りしましょう。
商売をしている方のお正月飾りについては、様々な考えがあります。正月飾りをしている方は、喪に服す「家族」としてではなく、会社や家業の「代表」として、お取引先の方をお迎えすると考えています。
ご家族様によって様々なご事情があるかと思いますので、お気軽にご質問ください。24時間365日いつでもお応えします。
最後に、お墓参りについてお話させていただきます。
この度旅立たれた方やご先祖様を偲び、お墓をきれいに整えることで、清々しい気持ちで新年を迎えられるからです。
お墓がない場合は、ご親族の皆様で集まり、仲良く過ごすことが、旅立たれた方やご先祖様にとって何よりのご供養になります。