みなさん、こんにちは。
エンディングプランナーの南雲康子と申します。
大切な方が旅立たれ、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆を「新盆」(初盆)と言います。

先祖供養の儀式であるお盆は、旧暦の7月15日に行われていました。東京や神奈川など関東の一部では、旧暦の日付をそのまま新暦に引き継いで行われていますが、多くの地域では8月15日にお盆を迎えます。
この時期になると、新盆を迎えるご家族から「何をすればいいのでしょうか」というご質問いただきます。
私たちがご家族にまずお伝えしているのは、ご位牌をお飾りする方法です。
お仏壇の中は、仏様がいらっしゃる世界「須弥山(しゅみせん)」を表しています。ですから、ご先祖様のご位牌は普段、お仏壇の中に飾られています。
お盆は仏様がいらっしゃる世界から、ご先祖様が私たちのもとにお帰りになる期間。浄土真宗以外のご家族には、お盆の間はご位牌をお仏壇の外にお出しし、盆棚(精霊棚)にお飾りいただくようお伝えしています。
盆棚は、ご位牌と一緒にマコモやほおずきなどをお供えしていただくものですが、本当に大切なことは、ご先祖様をお迎えするご家族のお気持ちです。
盆棚にお花や、旅立たれた方がお好きだったお料理や趣味のお品などをお供えされるだけでも、ご先祖様はお喜びになられるでしょう。
無宗教葬でお見送りされ、ご位牌をお持ちでないご家族からも、新盆はどうすればいいのか、質問をいただきます。
ご先祖様のご遺影や手元供養のお品をお持ちの場合は、お飾りされている場所は普段と同じで構いませんが、やはりご家族の手でご用意されたお品をお供えされることをお勧めしています。
新盆の慣習でもうひとつお伝えしているのは、白紋天と呼ばれる白い提灯をご用意していただくことです。
白紋天とは、新盆にご先祖様をご自宅までご案内する白い提灯のこと。本来は玄関の軒先に下げてもらうものです。
近年の住宅事情もありますから、屋外に下げられない場合は、室内でも外から見える場所に下げていただくことをお勧めしています。
アフターサポートは、お盆の慣習から法要、役所の手続きなど、ご家族様が分からなくて、お困りになっていることを解消するサービスです。私たちは、お困りごとが解消されるまで、期限なくサポートいたします。
何でも相談できるご親族のように、いつでもご連絡ください。