西葛西の皆様に春の訪れをお届け
初めて投稿します、エンディングプランナーの南雲康子です。
いつもお世話になっている地域の皆様に、私たちができるお返しをしたいと思い、3月1日に東京・西葛西セレモニーホールでスプリングコンサートと人形供養会を企画いたしました。
コンサートは、今回で3回目になる「清新カンタービレ」の皆様にご出演いただきました。地元に、たくさんのファンがいらっしゃる声楽グループです。
当日はあいにくの雨でしたが、「さくらさくら」や「春のうた」が澄んだ歌声で響き渡ると、会場は温かい雰囲気に包まれ、来場された皆様に一足先に春の訪れを感じていただきました。
清新カンタービレの皆様が、「たとえば君がいるだけで」や「卒業写真」といったポピュラーソングを歌いだすと、音楽に合わせて楽しそうにリズムを取る方も。
コンサートの最後には、来場された皆様と供に「うれしいひな祭り」を合唱。皆様と一緒に歌っていると、お雛様を飾りながら歌った幼い日のことを思い出しました。
みんなで過ごした温かい時間を思い返して
コンサートが終わると、午後からは人形供養会です。
家族の一員として同じ時を過ごした人形たちが、その役目を終えてご供養されるその前に、スプリングコンサートで歌った「うれしいひな祭り」を届けることができました。
歌声を聴いて家族といっしょに過ごした温かい時間を思い返し、その時を迎えてくれたのなら、これもご供養ではないでしょうか?
旅立たれたお子様への想いに区切りを
人形供養会には、以前私たちがご葬儀をお手伝いしたお子様のお母様もいらっしゃいました。
幼いころにいつも一緒に寝ていたぬいぐるみ。
大きくなってから集め始めたアニメのフィギュア。
お母様にとって、14歳で旅立たれたお子様のことを思い出される大切なお品。西葛西セレモニーホールまでの道すがら、何度も胸が詰まり、引き返そうかとも考え、それでも「旅立って1年以上経ち、想いに一区切りつけたい」と、いらっしゃったそうです。
私たちは、生きる勇気を少しでも感じていただけるご葬儀になるよう、精一杯お手伝いしています。
お母様からこうしたお話を伺うと、ご葬儀後のご家族のご相談にお応えしたり、人形供養会などを行うことでも、新しい生活に向かって、その一歩を踏み出すきっかけにしていただけていることを実感しました。
- 人形供養会を通じて、「物」にも慈しみの想いで接していきたい、大切な方を亡くされたご家族に、ご葬儀の後もいろんなかたちで寄り添っていきたいと思いました。